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非澹泊無以明志。

段取り八分の仕事二分っと。

April 30,2025

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↑   by at 17:55

December 26,2017

● 三ヶ月。

術後三ヶ月経過。
まだ三ヶ月。
もう三ヶ月。

今年もあとわずかだが、仕事が忙しくて年が越せそうにない。

然し、充実しているのだ。
血圧高くてしんどいが
それでも
いったん死にかけた我が身を思えば
忙しく働いていることに感謝しながら
自転車を漕ぐ冬の帰り道。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 22:25 | comments(0)

November 22,2017

● 術後2ヶ月、内視鏡

11月22日(水)


恐怖の病理組織検査結果発表から1ヶ月が経過しました
今日は手術後2ヶ月となる内視鏡検査です

がんになるまで、というかがんセンターに来るまではずっと
胃カメラ胃カメラ
と呼んでましたが
最近ではすっかり
内視鏡検査
というようになりました

因みに前回は9月19日の手術直後(6時間後)
出血確認のために入れて以来、正味2ヶ月ぶり

会社は有休、昨夜から絶食
先週投薬が終了して直後から
懐かしの胃もたれ発生
不安です。血圧が上がります


SCCは朝から混雑しています
休み前だからでしょうか
完全予約の内視鏡室も3室ともフル稼働中
胃の中の泡消し薬を飲んでから待ちます

そして入場

いつもの若先生が
見習いと思しき女医さんと共に在室中
挨拶する雰囲気もないまま
喉の麻酔してゴロン
いつも通り左向きで横になります
部屋の照明が消され
先生はいつものように口数少なく
はい、それでは始めます
とひと言。


もっと力抜いて下さいね~
何度やっても
管が喉を通過するときのオエ~感は
慣れることがありません
ほんで
喉元過ぎれば~という諺はまさにその通り

ときどきカメラのシャッター音が鳴りながら
カメラは奥へ奥へと進みます
先生は時折、見習いさんと会話をしながら
特に気になる言葉も発せず、黙々

はい、終わりますよ~

今回は咳き込みそうになるのを抑えるのが
必死でした

検査後照明が点き、その場で先生からのコメント拝聴


傷痕の回復は良好でした
特に気になるところもありません
次回は半年後です
といっても、手術から半年後ですから
4ヶ月後の3月ですね
ん~予約取りますがもう結構混んでますね
午後からになりますがいいですか
次回は内視鏡ではなく、胸部レントゲンとエコー、採血です
以上です何かありますか

質問は2点

?お酒飲んでもいいですか?
ええ構いませんよ、ただしほどほどに。

?投薬終了後、昔の様に胃もたれむかつきがあるのですが
薬は飲んでもいいですか?
ええ、市販の胃薬で構いませんよ

いつものように、たんたんと。


入院中に看護師さんと「あの先生、若いですよね?」
「え~?そうですか?」なんて会話をしてましたが
今日よ~く見たらうなじ辺りには白髪もぽつぽつ。
ということは40歳過ぎかしらん?
所見では30歳後半と見ていたのだが・・・


饒舌な先生よりは寡黙な職人、といった方が
わたくしは好きです。自分の仕事でもそうですが。
若い=経験少ない=信用できない
と思う人もいるかと思います、もちろん。

ただわたくしは思う(根拠なく信じる)のです
内視鏡やESDといった所謂先端医療、ことさらミリ単位での
細かな遠隔操作を必要とする治療に必要なものは
ベテランの経験よりも寧ろ、若い柔軟な頭脳と
ゲーム感覚の機器操作ではないかと
五十路を迎える自分が、仕事上の新しい規則や技術に対して
昔の貪欲さが無くなってきていることを実感しているから
なんとなく分かるんです


まあ、こういう専門病院では1日に何人もこなしていく多忙な先生ですから
一人一人の胃の中をじっくり観察する時間はないと思います
ただ、数をこなすことによる経験則や統計的感覚は
中小病院の外部派遣医師よりは豊富かな?と思います


ともあれ、2ヶ月の禁酒が本日ようやく解かれました!
今夜は久々にエビス缶とボージョレ-ヌーボーを開けます!
あ、ワインはグラス1杯にしときますけど。

手術から2ヶ月、待ちに待った祝杯です。
こうしてまた飲めることへの感謝の気持ちを忘れずに。


次回の検査は3月19日になりました
仕事も本格的にフルスロットルへ入れてみましょうか!


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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 23:48 | comments(0)

November 13,2017

● 甲状腺腫瘍Ⅱ。



11月13日(月)

一癌去ってまた一癌。

胃がんはひとまず第一章を終えました
次は甲状腺です

過去ログに書いています通り、胃がんのCTスキャン中に
甲状腺の影が確認されました
病名は
甲状腺濾胞性腫瘍


胃がん手術の入院日が決まった8月14日、同じ日に
超音波検査(エコー検査)を行いました
頭頸科・甲状腺腫瘍科という、消化器内科よりも
リアルなセクションに戸惑いを覚えます
診察の結果、右の甲状腺に15ミリと8ミリの腫瘍を確認
肥大を確認するため、3ヶ月後の11月に再度検査となりました


そして3ヶ月。


消化器外科の先生からは
胃がんの転移は考えにくいとのコメントを頂いてはおりました
前回の初診時にも甲状腺科の先生からは
大きくなったり、膜が破れたりしなければ大丈夫ですよ
との見解でした


とはいえ、タイミング的には胃がんと同時ですから
心配していないとは言えないでしょう、フツーは。


エコー室前で順番を待ちます
待合のテレビCMからは

癌になったら何回でも300万円貰えます!
え~?!何回でも?
そう、何回でもです♬

という、がん保険のCMが。
待合室の雰囲気ったら、そりゃもう推して知るべしです(笑)


エコー室という場所は独特な雰囲気です
暗い中、技師と患者が二人きりで
ローション塗られて無言でコロコロ
検査の向きで時折、腕とか体の一部が触れると
不謹慎ながら複雑な心境になります



診察終わり。


技師は先生ではないので、その場でコメントはもらえません。
結果をもってすたすたと出て行った技師さん不在の中
モニターをガン見しました
ええ、確かに2つ残像が映ってます


診察室へ移動し、先生から結果を伺います


え~とですね

大きさは3ヶ月前と変わってませんね
今回数字的には少し小さくなってますが
腫瘍自体が小さくなることはありません
誤差の範囲内だと思って下さい
とりあえずは大丈夫みたいですね
このまま様子を見ましょう
次回は半年後にしましょうかね


濾胞性腫瘍自体は即悪性ではないみたいで
調べたら結構な割合で持っている人がいるみたいです
それがいつ頃できたのかも判断は難しいらしい
このまま悪さしないものもありますが
見つけてしまった以上は継続して観察しなくては
なりませんね


先生のおっしゃる通りです


ということで、次回検査は来年の5月
それより先に来る胃がんの予後検査に合わせても
いいですよ

とのこと

こちらもひと安心


次は来週の内視鏡検査です。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 23:14 | comments(0)

October 30,2017

● 複雑な思い。


診断結果発表から1週間

日々の仕事やらであっという間に毎日が過ぎてしまいますが
時間を見つけてはいろいろ考えます

自分の病名が確定してからも
いろいろとネットで調べました
同じ病気を持つ方やその家族が綴ったブログも読みました

胃を全摘したのに再発や転移された方
もはや手遅れで摘出すらできなかった方
ご家族が綴られたブログも胸が詰まるのですが
読んで一番やり切れなくなるのは
ご自分で奮闘記を綴られていて
ある日を境に、更新がふつと途切れているブログです


『印環細胞がん』で検索すると多く掛かるのが
スキルスがんです

スキルス=ステルスと勘違いしてしますのですが
本来の意味は『硬い』ということのようです
でも、ステルスの意味『こっそり』とか『隠れる』というのも
このがんには当てはまると思います

胃粘膜の表面下で自覚症状もなく密かに進行するため
発見した時にはステージが進んでいることが多く
そのため悪性の名高きがんと呼ばれているそうで

そのスキルスがんの代表が印環細胞がんだと。

一方では印環細胞がんと診断されるのは初期のがんであり
スキルスがんと確定されるがんの多くから印環細胞がんが
見つかるための誤解であるとも書かれています


耳年増。


よかったよかったで済まされないのが、がんという病気です
完治しないということは、いつまたできるか誰にもわからない


とにかく。

わたくしは会社の年一回の健康診断で
もともと胃が悪かったので長年胃カメラ受診をしていて
口からはオエッとなるので鼻からカメラを希望して
鼻からのカメラは耳鼻咽喉科の先生になり
その女医さんがものすごい名医なのか
あるいはたまたま適当に生検したのかは定かではないけど
普通ならかなりの確率で見逃すであろう見つけにくい場所に
こっそり潜んでいた印環細胞がんの初期を見つけてくれて
従兄が知人に聞いて薦めてくれたがんセンターに転院して
そこでタイミングと先生に恵まれたおかげで
教科書通りに胃を切除しないで
未分化腺がんにはあまり用いないESDで治療してくれて
その結果が転移なしだったという


よくよく考えたら
ものすごい確率の幸運に恵まれたということになるのです


運命論者は止めたという話を以前書きましたが
これを科学的に説明することは難しい
宗教的にはもっと難しい
自分の実力だ、などと言うやつがいたらぶん殴ります


いくら書いても説明がつかないのです
ただ、私が今、これまで通りフツーに生活しているという事実。
その一方で
今日も胃がんで亡くなる方々がたくさんおられるという事実。

恐らくこの先も腑に落ちることはないような気がします

そして
絶対に安堵してはいけない
絶対に勝者だと勘違いしてはいけない
自分に言い聞かせて生きていかなくては。











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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 21:42 | comments(0)

October 23,2017

● そして、神判の日。

10月23日。

会社は有休とし、10時に大御所と一緒に自宅を出発
意外にも大御所が同席してくれるという
ただし、運転はもちろんわたくしが。


11時過ぎ、がんセンター到着
受付を済ませて、消化器内科の待合席で待機
周りには中高年夫婦や親子のカップルが多数
同じように診察の順番を待っている

ここの病院の特徴として、単独で来院している患者が
少ないことが挙げられる

理由は至極簡単
患者全員が生死を分ける病だからだ

順番が来ると、受付で渡されるポケベルが鳴って
それぞれのカップルが指定された診察室へと消えていく

閻魔大王の沙汰待合とは言い過ぎかもしれないが
とてもつらい

一度目は7月25日、転院して最初の診察だった
二度めは8月8日、精密検査結果を聞かされた日
そして三度目の今日が最大級のヤマ場
摘出したがんの病理組織学的検査結果発表


手術直後、担当の先生のコメント
「上手く取れました」(付き添い家族の大御所曰く)

その翌日だったか、先生が病床を訪れて短い一言
「ん~多分大丈夫だと思いますよ」

結果の発表までに1ヶ月もかかることについて尋ねたところ
「病理検査と手術の結果判定は、定例の医師会議の場で
皆の判断で決められるんです。なので時間がかかるんです」

『初期とはいえ未分化腺がんですから』という言葉も忘れられない



並んで座る二人に言葉は少ない
さすがの大御所も緊張している
むしろ当人の方がやや落ち着いていて

お昼何食べる?

とか聞いてみたりする



長くないのだが長く感じる待合の末
ポケベルが鳴る
『11番診察室へお越しください』
のメッセージが出る


フゥ、と軽い溜息一つ


二人で診察室に入り
先生が語り始める前に
目の前のPCディスプレイに並ぶデータ群の中から

陰性

という文字だけがパッと目に飛び込んできた


いつもクールな先生なので
決して感情的になったりせず、いつもの優しいがストレートな
言い方で切り出す

今回の手術で切り取った部分がこれ
この緑と赤のうち、赤い部分が、がんです
印環細胞がん

それで、検査の結果がこれ
Mが陰性で、転移の兆候はみられませんでした
他にもいろいろとおっしゃってくれたのだが。

先生に『よかったですね』と言われたかどうか
自分が何を尋ねたのか
緊張しすぎてほとんど記憶にない

返事も「はい」と「はぁ」しか出てこないのだが
どうやら転移なし、ということで間違いないのか?



次回は手術後2ヶ月の来月、内視鏡検査をします
お酒はそれまで控えて下さい
次回検査の予約を予約センターで確認してからお帰り下さい


ありがとうございました

と言って診察室を出てから
大御所とがっちり握手

何度も何度も大御所に問いただしたが
彼女もそう聞いたと言う


転移なし、と。


退院時に申請していた診断書を受け取って帰る
1通5000円+消費税

最終病理組織診断名: Gastric cancer, signet-ring cell carcinoma

TNM分類: T (1a) N (0) M (0)

ステージ分類: I A

診断確定の根拠となった所見: 病理組織学的検査所見(生検を含む)



緊張が解けずカクカクしながら病院を出て
車ですぐのスシローに入り大御所と祝勝会(もちろん酒は無しね)
その後、車に乗ってから思わず『っしゃ~!』と叫んでしまった



まずはこれで第一章は、終わり
明日から第二章の始まり
所謂『5年生存率』との共存が幕を開ける



家族、弟、従兄、会社の上司、同僚、バンド仲間
がんである真実を明かしたのはごくごく限られた人たちだけですが
皆さんが無事を祈って下さったおかげに違いありません

わたくしは生きているのではなく、生かされているのです


ありがとうございました




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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 19:21 | comments(0)

October 22,2017

● 第48回衆議院選挙+神判前夜


最高の酒の肴は国政選挙開票速報!

という話は、以前にも書きました
公示前は小池女史と前原氏がワーワーやって
一時はどうなることかと思いましたが
蓋を開けてみれば
与党圧勝で終わりました


ということで、与党勝利の祝賀と明日の検査結果を祈念し
35日ぶりのエビス缶を1本。


ワタクシヲオタスケクダサイ・・・




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ナウなネタ。

↑   by アオギザミ at 23:06 | comments(0)

October 19,2017

● 術後1ヶ月。

あっという間にESDから1ヶ月が経ちました

入院中に飲んでいた薬は4種類
トロンビン液:止血
スクラルファート液:胃表面に保護膜を作り胃液から潰瘍を守る
ランプラゾールOD錠:胃酸の分泌を抑えて潰瘍を治す
レバミピド錠:胃の粘膜保護、血流向上、胃粘液増加

退院後50日間飲み続けるのは、下の2種類
ランプラゾールOD錠
レバミピド錠

退院前日に薬剤師さんが病床を訪ねてきて、薬の説明をしてくれました

病院処方の胃薬を飲み始めて、かれこれ10年以上になります
制酸剤のことは少し勉強しました
薬剤師さん曰く
ランプラゾールはタケプロンと同等
前者は東和薬品製、後者は武田製薬工業製
ネキシウムカプセルはこれよりもやや強く
ガスター20はこれよりも弱い


レバミピドは食前薬なのでときどき忘れます
ランプラゾールはよく効きます
飲んでる間は胃もたれもむかつきも起きません
何よりも
かつてないほどの通じの良さ♬
下痢も便秘も皆無です

もっとも、これは薬の作用ではなく
もしかしたら
入院前から止めているタバコと
目下続行中の禁酒の影響下も知れませんが。



さあ、
来週はいよいよ
審判の日
浸潤は、転移は
あるのかないのか

テンション下がりまくりです・・・







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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 18:38 | comments(0)

September 28,2017

● 病院食のこと。

当たり前ですが
入院中は病院食以外の物は口にできません
看護師さんの話では患者に『まずい』と言われることが多いそうですが
私は全食とっても美味しく頂きました。もちろんすべて完食です
栄養管理室の皆さん、ありがとうございました
食べた全メニューは下記の通りです


9月18日(入院当日)
昼:米飯170g、サバのカレー揚げ、マカロニサラダ、コールスロー、キウイ、ほうじ茶
夕:赤飯170g(敬老の日ver.)、鶏肉の人参巻青菜添え、青菜と人参の和え物、
  大根と人参のすまし汁、さつま芋、ほうじ茶

就寝前、最後のデザート



9月19日(手術当日)
終日点滴

9月20日(手術翌日)
終日点滴


9月21日 いよいよ食事開始!なれど・・・
朝:重湯150g、具なし味噌汁、牛乳、食塩、ほうじ茶
昼:重湯150g、牛乳+コーンスターチ+砂糖、グレープジュース100%、食塩、ほうじ茶
夕:重湯150g、うどんつゆのみ、ヤクルトエース、食塩、ほうじ茶


9月22日 今日から五分粥!
朝:五分粥250g、白菜と麩の味噌汁、大根おろし、卵焼き、ミカン缶、鯛味噌、しょうゆ、
  食塩、牛乳、ほうじ茶
昼:五分粥250g、春雨と玉ねぎスープ、豆腐のそぼろあんかけ、さつま芋レモン煮、食塩、
  ほうじ茶
夕:五分粥250g、鱈の味噌煮キャベツ添え、山芋とろろ、焼き茄子、しょうゆ、食塩、ほうじ茶


9月23日
朝:五分粥250g、大根味噌汁、湯豆腐、桃缶、梅びしお、しょうゆ、食塩、牛乳、ほうじ茶
昼:五分粥250g、白身魚あんかけ、カボチャ煮、青菜煮びたし、食塩、ほうじ茶
夕:五分粥250g、鶏肉と玉ねぎのケチャップ煮、青菜煮びたし、具なし茶わん蒸し、食塩、
  ほうじ茶
 

9月24日
朝:五分粥250g、さつま芋味噌汁、オムレツ&マカロニ、梨のコンポート、のり佃煮、
  ケチャップ、食塩、牛乳、ほうじ茶
昼:五分粥250g、焼売 人参添え、白菜煮びたし、にゅう麺、しょうゆ、食塩、ほうじ茶

夕:五分粥250g、ロールキャベツ、トマトスライス、大根おろし、フルーツ杏仁、
  フレンチドレッシング、食塩、ほうじ茶
 
内緒のデザート:



9月25日 今日から全粥&増量♫
朝:全粥330g、かきたま汁、里芋と人参の煮物、鯛味噌、バナナ、牛乳、食塩、ほうじ茶
昼:全粥330g、鱈のホワイトソース、素麺チャンプル、ほうれん草胡麻和え、食塩、ほうじ茶

夕:全粥330g、しんじょ、湯葉の吸い物、焼き茄子、しょうゆ、食塩、ほうじ茶
 

9月26日 最後の食事
朝:全粥330g、麩の味噌汁、青菜卵とじ、桃缶、うめびしお、食塩、牛乳、ほうじ茶


点滴明けは重湯からというのは知っていましたが
それでも
口からものを食べられることのありがたさを実感しました

逆に、人は点滴だけでも生き延びられることも知りました
点滴中はお腹も空かないのです。のどの渇きもありません

しかし、食事ができないということは生きている値打ちがない、
そんな思いを強くすることができました

わたくしの隣のベッドでは胃を全摘された方が
食べては吐き、食べては吐きを繰り返していました
食後はお膳を、通路に置いてある配膳ラックまで片付けるのですが
他の患者はどの人もたくさん残していました
全く手つかずのお膳も

食事ができること、食事を作ってくれる方への感謝と
普段如何に食べ過ぎているのかを思い知った、今回の入院でした




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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 17:27 | comments(0)

September 26,2017

● 退院の日。

9月26日(火)

いつものように夜が明け、朝を迎えました
血圧は相変わらず高いながら、気分は一区切りついた感じです

朝食の後、最後の先生回診でお礼とあいさつ
大御所が山越えにて到着
10時に二人で食事指導を受けました
油脂、繊維質は1ヶ月経過まで取れません

そして荷物をまとめて退院
師長さんと最後の担当看護師さんに見送られ
がんセンターを後にしました

今回はいったん終わりですが、摘出したがんの病理組織検査結果が
まだです
転移の可能性が見られれば、次は胃の切除を余儀なくされます
安堵の気持ちはありません
今日は長い長い道のりの第一歩なのかも知れない
がんという病気の最大の問題です


帰りがけに大御所とランチして帰ることに
8日ぶりの普通食です
うどんと釜飯のセットを頼みました
唐揚げが付いていて、とってもおいしそうなのですが
大御所に差し上げました

運転して帰る道中、いろんな話をしました
もともと我々夫婦は日頃から二人でいろんな話をするのですが
今日はまた格別です


とにかく、無事に退院出来てよかった
今週末まで会社を休んで自宅療養します
来週からは出社します

心の支えとなった病室からの風景
この景色をわたくしは生涯忘れることはないでしょう

    

  
 







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諸々区々。

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September 25,2017

● 手術から退院前夜まで

ひと言で言えば、手術は成功し、明日退院します

これまでのことをダイジェストでお届け。

9月19日(火)
06:00 起床、検温、血圧測定100~150、高い。
    歯磨き、洗面
07:30 点滴開始。ソルアセトD
08:15 大御所山越えで病院到着
08:20 先生回診、挨拶
08:45 自力で歩いて治療室へ。手術室でなく内視鏡室なので安心
08:50 ゲートイン。点滴から静脈麻酔開始。起きてはいるのだが意識がない
    手術開始。ときどき内視鏡で喉が痛むがその他の記憶がまるでない
09:50 手術終了。
10:00 治療結果説明。手術台から車いすに乗ったのと、摘出したがんを大御所と覗いて見たのは
    覚えているが、他の記憶がない
その後病室に戻り、徐々に記憶が回復。胃もたれ感はあるが痛みはない
午後になっても大丈夫のようなので、大御所山越え運転で帰宅。この後退院まで現れず。
そんなに嫌いか山越えが。
ソルデム3A点滴×2本、絶飲食。うがいのみ。
16:35 車いすで内視鏡室へ。手術後の確認、出血なし。
18:50 先生回診。切除部分約40ミリ、がん部分は10~15ミリ、きれいに取れました
20:30 胃酸抑制オメプラール+生食点滴
22:00 水薬服用して就寝
本日、同室の1名(ムラカミさん)退院。聞こえた話では同じく胃のESDだった模様


9月20日(水)
完全絶飲食。終日点滴で生き延びる。ソルデム3A、ビーフリード
胃酸抑制オメプラール+生食を8時と20時に1回ずつ
不思議なことに空腹ものどの渇きもない。点滴恐るべし。
トイレ以外はベッドの上から四国山地を眺めて過ごす
弟から伯父の訃報。享年85。人格者であった。病室から合唱


9月21日(木)
07:15 食膳の内服。60時間ぶりに水を飲む。
07:30 食事再会、3食全て流動食、重湯と具なし味噌汁のみだが、美味しい。
10:00 ソルデム3A点滴x2本
14:00 予告なしで従兄見舞い
15:00 点滴終了、シャワー


9月22日(金)
今日から5分粥に。
ソルデム3A点滴x1本 <点滴終了>
シャワー
有料のTVは見ないで読書したり、PCしたり。


9月23日(土)
食事は5分粥
11:00 / 13:30 / 14:40
会社の上司3人がアポなし、前打ち合わせなしでそれぞれが連続面会。
自分も看護師さんもびっくりしたが、わざわざ気遣ってもらえて
勤め人としては本当に有難いことで。忠誠心が向上します
先生回診、病理組織結果は20名くらいの全体会議で決められるため、発表までには
2~3週間必要とのこと
本日、もう一人の同室1名(ホンダさん)退院。聞こえた話では胃の全摘
来月再入院とのこと。
これで4人部屋の510号室は独りきりになり、貸し切り状態に。
気遣い無用で楽になった。贅沢な空間。

退院日が確定。最短だと明後日25日の月曜でも可能だが、運動会の代休と重なり
学校が休みのため、1日延ばして26日とする


9月24日(日)
食事は5分粥
今日は娘の小学校運動会。見に行ってやれずに申し訳ない。
外出はできないが部屋の窓が10センチだけ開くので、毎朝開けて外の空気を入れる。
いつの間にか秋の気配が。
大河ドラマだけTV観る。
持参した数年前に録り貯めていた中国ドラマ『水滸伝』を見てハマる。
主題歌『兄弟無数』、覚えねば。


9月25日(月)
蝙蝠が階段にずらりと整列する夢を見た。夢占いでは『現状の逆転』だそうで。
今がよければ悪くなり、悪ければよくなる、ということは・・・
今日から食事は全粥、量も増えた
先生と師長さん(婦長さんとは言わない)の回診
入院中、総じて血圧が高い(100~150)ので、退院後は循環器科へ行くように勧められる
薬剤師さんが来て、退院後の薬の説明を受ける
今日が510号室最後の夜となる。この先のこととか、いろいろ考える。















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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 19:34 | comments(0)

September 18,2017

● 入院。

9月18日(月)㊗️

8月にその日が決まった時にイメージしていた通り
その日はあっと言う間にやって来た
前日に台風18号が直撃し、近年稀に見るイベントになった翌日8月まさに台風一過の好天。

上の子2人には事情を説明したが、末娘にはまだ酷だろうということで
いつもの海外出張ということにした


前回同様、大御所とワーワー叫びながら車で山道を越えて10時に病院着
娑婆とのお別れに、手前のコンビニで家内と最後の一服をしてからのゲートイン

今日は祝日でロビーも閑散としており、隠密裏に入院するにはもってこい
しばらく待つと可愛い看護師さんが降りてきて、院内説明と病室説明をしてくれる
部屋は有料4人相部屋の510A、フロアの一番端でしかもラッキーな窓際
先住の方は2名、通路側におられる

今日は敬老の日で学校が休みのため、ひと通り手続きと説明を終えた大御所は
お昼前に自力で運転して帰宅
独りになったこちらは12時に昼食。初めての病院食は美味し。
午後も特にすることもなく、荷ほどきしたり昼寝したりしていると日暮れ。
18時の夕食のあとはこの先三日間絶食、その先も流動食からスタートなので
最後に缶コーヒーとアイスを病院の売店(といってもローソン)で買ってきて
これにて〆とする


さあ、もはや逃れられぬ明日はXデイ、
うっすい覚悟で臨む、明日のトップバッターは9時オペ開始。

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諸々区々。

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September 04,2017

● 家族説明。

9月4日(月)

再来週からの入院のため、家族への説明が必要とのことで
遂に我が家の大御所が登場

大御所は文字通り大物なので、わたくしのがんのことよりも
自宅からひと山越えて約1時間半かかる、ぐねぐねの道のりを
単独運転しなくてはならないことに相当のストレスをお持ちで
無理だのなんだのブツブツ言われながら、二人で山を越えて到着


診察室に入り『ご家族は奥さまですね』という確認の後、
『内視鏡的粘膜下層剥離術(胃)に関する説明書』
(Explanation of Endoscopic Submucosal Dissection) に基づいて、
生検分析結果と内視鏡画像を見ながら、担当の先生より説明を受ける

<説明書の文面より>

以下の文章は、胃の腫瘍性病変(がん、腺腫)を内視鏡的に切除する方法について説明しています。

1.内視鏡的粘膜切除の適応について
 早期胃がんに対する治療は、手術が標準的治療とされてきました。日本胃癌学会から発行された
『胃癌治療ガイドライン』では、早期胃がんのうち大きさ2cm以下で、腫瘍の深さが粘膜にとどまり、組織型が分化型腺がんであればリンパ節転移の可能性がきわめて低く、一括で病変を切除すれば手術と同等の治療効果が得られると説明されています(絶対適応病変)。その他の病変でも、リンパ節転移の可能性が低いと思われる病変がわかってきており、患者さんと相談のうえ内視鏡治療をおこなう場合もあります(適応拡大病変)

2.治療法の説明
 我々は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という最新の方法で治療を施工しています。先に述べた絶対的適応の病変を確実に取り除くことが可能です。




3.偶発症(治療に伴って起きる可能性のあること)について<一部省略>
 ①出血
 ②胃穿孔(胃に穴が開くこと)
 ③治療中に使用した静脈麻酔薬、鎮痙剤、痛み止め、咽頭麻酔薬等の使用による、ショック、
  不整脈、呼吸困難などが起きる可能性
 ④まれに起こる重い偶発症と、その治療費は通常の保険診療となること

4.治療の経過と予想される結果
 切除した病変は、組織検査を行い組織型、深達度、脈管侵襲等を検討します。病理組織検査の結果によっては追加治療(外科切除)をおすすめすることもあります。病理組織検査の結果を踏まえて患者さんと相談の上、治療をすすめさせていただきます。


5.ESD以外の治療法
 外科手術も選択可能です。

6.治療にかかる時間と術後の経過について
 ESDにかかる時間は、60分くらいが平均ですが、数時間に及ぶ場合もあります。鎮静剤や、鎮痛剤は投与しますが、手術中は目がさめている状態で行っています。内視鏡検査で、出血がないことを確認して食事を開始します(2日後)。通常は10日間前後で退院ですが、追加治療が必要な場合や潰瘍の回復が遅い場合は、入院期間が延長することもあります。潰瘍の治療のため約2ヶ月間内服していただき、潰瘍の治癒は内視鏡にて確認します。潰瘍が治癒した後に、治療を行った部分が狭くなることがあり、バルーン拡張術が必要になることがまれにあります。定期的に内視鏡検査を行い、病変の残存や再発の有無、新しいがんの出現について検査します。再発や新たにがんが発見されても多くの場合では内視鏡治療が可能です。退院後の受信の詳細については、後日お話しいたします。

7.その他
 ESDによる治療法を受けられることを承諾されましたら、別紙同意書に御署名の上、担当医師あるいは担当看護師に御提出ください。



・・・ということでした
この後、同意書に先生とわたくしが署名をし、予定治療日は9月19日となりました
検診時の生検採取から2ヶ月と1週間、がんの確定から1ヶ月となります

確定病名:胃がん
想定ステージ:ⅠA(早期胃がん)
大きさ:約1.5センチ


上述の説明にもある通り『絶対適応病変』ならばESDで確実に除去できますが
残念ながらわたくしのそれは、確実ではない『適応拡大病変』に該当します
その理由は、その種類が未分化型腺がん、所謂悪性がんと呼ばれるものだからです

もし今回ESDで切除、摘出した病変の深達度が粘膜下層を越え、固有筋層にまで到達している
場合には追加で外科手術、つまり胃の2/3切除及びリンパ節郭清が必要となります


まあ、前回書きましたがやれることはやってみるべきであり、上手くいかなければ費用と時間は
いきなり胃を切るよりも無駄に擁しますがその価値はあると思いました

そんな訳で家族説明は終了、あとは入院時に提出する書類や入院案内などを受け取り
病院を後にしました
お昼は家内とスシローに立ち寄り、言葉少なげに回転したのち
今日の真のイベントである、家内の運転による山道越え練習を
罵声飛び交わしながら実施し、二人ともぐったりして帰宅しました







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August 14,2017

● 新たな疑惑。

8月14日(月)

世間はお盆休み。
なれど、国立病院(正しくは独立行政法人)は開院中。


実は前回の検査結果発表の際、先生から新たな問題を告げられていました


『CT検査で、甲状腺に影があるようです。』

耳を疑うとは、こういうことなのでしょう。

先生の話は続きます。
『但し、胃がんの転移とは考えにくいし、多分心配ないでしょう』


ということなので、今日は消化器内科の先生の話を聞くと同時に、甲状腺科でエコー検査も受けることになりました


先ずは消化器内科の先生との面談から。

初期の胃がんで大きさも15ミリ、内視鏡除去手術で取ってから生検で断面方向を観察し、がんの深さを調べる方向で同意しました。

入院日は9月18日に決定、手術は翌19日ということに。
但し、手術ということで家族への説明と同意が必要とのこと。来月9月4日に再度来院、ついに我が家の大御所、家内の満を持しての登場と相成りました。


さて次は甲状腺科。

ノリのいい美人マダム看護師さんが気をきかせてくれて、検査と面談の待ち時間を詰めてくれました。


先生からはまたしても聞いたことのない日本語が放たれました。

こうじょうせんろほうせいしゅよう



診察後にマダム看護師さんが付箋に書いてくれました。

病名、甲状腺濾胞性腫瘍。

大きくなってバブルが弾けたら手術だそうです。

泣きっ面に蜂とは、こういうことなのでしょう

とにかく先ずは胃がんの治療が優先で、三ヶ月後にもっかいエコー検査して大きくなっているかを見ることになりました。


ああ。やはり死を覚悟せねばならないのか。



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August 08,2017

● 検査結果発表。

8月8日(火)

精密検査最終日はバリウム。
TV胃透視というらしい。
定期検診では胃カメラを続けてきたので、バリウムはかれこれ10年ぶりか。
炭酸好きにはこれといって特に辛いこともなく終了。


2時間ほど待機して、いよいよ運命の結果発表。診察室へ呼ばれる。

病名:胃前庭部未分化型癌
生検分析:印環細胞がん (sig)
signet ring cell carcinoma

初期胃がんではあるが、癌の種類は悪質な部類に属するそうだ。


治療方法は二択。
1 外科的手術:幽門側胃切除術
2 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

胃の下側前側に潜むガンは、内視鏡検査、CT検査などから、ESDの対象となりうるという診断。

ただし、内面的には下部進行が不明なため、ESDによりとったガンを病理検査にかけ、リンパ節転移の潜む確立により判断される。

確立が1〜2%以下なら、経過観察。
10〜20%なら、転移の可能性が高いとみて、第二段階である手術により、胃の3分の2切除及びリンパ節郭清を行なう。

・・・というもの。


胃をドカンと切ってしまえば、転移の確立は下がるし、十数年前ならそれしか選択の余地は無かったそうだが、
医学の進歩により内視鏡手術が可能となった現在、例え二度手間になったとしても
わたくしの後から同じがん患者になる人たちの為にも、自分がトライする価値はあると考えた。

まあ、綺麗事はさておき。
何より、親から貰った体を失うのは寂しいことだ。
お腹切るの痛そうやし。


さして悩むこともなく、ESDからの治療で始めることでサインした。


さて、そう決めたらそう決めたでちょっと面倒なことも。

今日まで診察してくれた先生は消化器外科の先生。
実はESDは消化器内科の所掌らしく、内視鏡検査をしてくれた別の先生が執刀するとのことで、日を改めて来ることに。


次回の通院は8月14日となりました。
お盆休み真っ盛りだが、そんなことは言っておれんし。


最後に先生に言われた
『私とはこれでお別れがいいですね』
の一言が心に刻まれました


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July 31,2017

● 検査4日目。

7月31日(月)

本日は下部内視鏡検査です
上部?下部?

上部=胃カメラは十二指腸まで
そこから先は逆で下部、つまりアナルからの
直腸カメラ、だそうです

これまでの人生で二度、ぢ主になりまして
肛門科で検査したことがありますが、それは直腸止まり
そこでも進められていながら機会のなかった
大腸がん検診です

上部内視鏡同様、前夜から食事抜いて朝9時に集合
自分を含め、男4人、女3人、計7名の患者さんが一区画に集められ
レスリング金メダリストの吉田選手を美しくした(表現が難解ですね)
ような看護師さんから説明を受けます

大腸内をきれいにするため、2時間で2リットルの下剤を飲んで
トイレに行き、排せつがきれいになった順に検査するという
ダービー形式(笑) はっきり言ってやり辛い。
当然ながらわたくしが最年少
男性の一人は大腸全摘しててもう何回も受けているらしく
初めての老女に2リットルの飲み方を伝授してました


もともと水分大好きなわたくしにとって
薄い塩水にレモン風味をつけたような2リットルなど
軽いものですが、女性の一人は1リットルあたりで
体が受け付けなくなったと、吉田兄貴に訴えていました


予定通り約2時間できれいになり、看護師さんのOKが出ました
2回目の説明ではわたくしがトップバッターのはずでしたが
何故か途中で変更となり、その全摘爺さんや他の老人に先を越され
男性陣では結局殿となりました

女性陣はやはりお通じが悪いのか、皆さん苦労されていました


不繊布でできた使い捨ての上下服に着替えます
上下セパレートのなかなかおしゃれな服ですが
一つだけ普通じゃないのは、お尻部分に切れ目があること。
ここから着たままで内視鏡を突っ込むようです


ややヒステリックな感じの女医さんが、言葉少なく開始します
待合では痛み止めを服用しないとえらい目に合う、的な会話を
聞きましたが、自分で運転してきたわたくしは服用できません
恐怖です・・・


所謂アナル部分はすんなりと通りましたが、問題は横行結腸と
呼ばれる辺りから盲腸までの辺でした
押し込むときと引き抜くときとでは痛さが断然違います
中国出張でも経験した、急な食あたりのような痛みを覚えましたが
それでも胃カメラがのどを通る時よりはましです。

さておき、とにかく我慢できずに先生に言ったひと言が
「せんせい、お尻の穴が痛いです」
この女医先生は、アナル未経験、または経験豊富かのどちらかでしょう(笑)
未経験=やったことないから痛さがわからない
経験豊富=快楽だから痛みはわからない


もともと下痢気味で便が細いことを気にしていて、もしかしたら
大腸も?とかおびえていました
案の定、検査早々から『ポリープ取りますよ~いいですね?』の声。
『あ、ここも』『ここにもある』と、立て続けに3個摘出、
先生曰く『まだまだありそうですけど時間が無いのでまたにしますよ』
ですって。そんなもんですかぁ??

幸いなことに、3個とも良性とのこと。安堵しました
看護師さん曰く
『ポリープ取ったので消化の悪いものとお酒は1週間駄目ですよ』とのこと


5日目までは我慢しましたので、お許し下さい・・・












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July 28,2017

● 検査3日目。

7月28日(金)

11:30 上部内視鏡検査DPC

所謂、胃カメラです
因みに、DPCとは『診断群分類別包括評価』のことだそうで
よくわかりません(笑)

毎年健康診断をしている話はしましたが
胃カメラも毎年飲んでました
ただ、あのマウスピース咥えてのオエッと感が苦手で
3~4年前から可能になった、鼻から胃カメラを続けてきました

今回はそうもいきませんよね・・・

久々のオエッと感を味わいましたが
流石は専科、先生も上手です
スッとオエッとゾーンを通過してくれました
よだれをダラダラと流しながらですが、緊張します

先生には女性の先生(見習いか学生)がついていて
小声ですがかすかに話し声が聞こえてます

あ、これかぁ~、よく見つけたなぁ
ちょっと難しいかなぁ
6点取ります
はい開いて~はい掴んで~

この4つだけ聞き取れました
要約すると下記のような(あくまで想像ですが)

検診の女医さんのお蔭で初期段階で見つけられた
内視鏡での部分手術は(場所的に)ちょっと難しいかも
転移調査のため、がん本体に加えて周辺の病理分析サンプルを6点採取
見習い助手がサンプル採取のワイヤーを操作している


検査終了

どうでしたか?と先生に聞きたいのをこらえて
ありがとうございました、とだけ言って退出しました
看護師さんは優しく『どうでしたか?』と聞いてくれました


こちらは祈るしかありません
どうか転移してませんように
どうか内視鏡で切除できますように

今日も昨晩から何も食べてませんでしたが
食欲もなく、そのまま帰宅しました

あ、帰りがけにパン買って、帰ってしっかり食べましたけど。












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↑   by アオギザミ at 23:25 | comments(0)

July 27,2017

● ケータイでしょ?

もはや携帯電話はスマートフォンが大勢なのだから、これを総じて『ケータイ』と呼ぶ訳にはいくまいか。

そもそも、スマートフォンなのだから日本人が大好きな略語にするなら『スマフォ』が正解だと思うのですが。

まぁ、今回のメインは、初めてケータイからblogをUPしてみる試験なのですがね。

PCユーザーのわたくしにとっては、面倒臭さくって仕方ない。
しかし、ケータイからなら寝ながらでも打てる魅力は否めない。

そんな訳で、主力のベースネタはいつものPCから、日々のつまらんことはケータイから(スマホからとは決して書かない)更新していきます

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ナウなネタ。

↑   by アオギザミ at 22:50 | comments(0)

July 27,2017

● 検査2日目。

7月27日(木)

会社には夏休みと称して(上司は知ってますが)
今日から3日間、精密検査に通います
毎日片道1時間ちょっとの山越えコースを往復します


13:30 腹部エコー
14:00 心臓エコー
14:30 ダブルマスター心電図
15:00 胸部~下腹部CT造影


エコー検査はゼリーみたいのを体に塗って
コロコロローラーみたいのを当てながら画面をみるやつです
わたくしの仕事でいうところの
音響測深機みないなもんでしょうか

過去に数回、胆のうエコーというものを受けたことがあります
その時はポリープがあると言われましたが
検診でも気にされることなく、そのままほったらかしです



今回最も気になるのが、そうです。ダブルマスター。
検査のマダムに聞かない訳にはいきません

ダブルマスターとは何ですか
マダムの説明は極めて明快でした

シングルマスター: 踏み台昇降1分半
ダブルマスター: 踏み台昇降3分
トリプルマスター: 踏み台昇降4分半

メトロノームに合わせて凸型の踏み台を上ったり下りたり
これを繰り返してから心電図をとります
ようするに負荷運動後に心電図が乱れないかを調べるのですね



そして、CT。
胴体をハムスライサーで輪切りに切られるやつです
以前、腰痛椎間板ヘルニアを患ったときに経験がありました


検査は終了、あすはいよいよ本命の内視鏡検査です
昨夜から食事抜きでしたので
帰りがけに天下一品でこってり+高菜チャーハンを食べました

食べながら思いました
あ~、もうこんなにお腹いっぱい食べられるのもあとわずか、かも。







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↑   by アオギザミ at 20:02 | comments(0)

July 26,2017

● cancer = cancer

まさか、まさか自分ががん患者になろうとは
これっぽっちも思ってませんでした
家族や親類にもがん患者はいませんし
会社のお蔭で健康診断は毎年受けていました

どちらかというと病弱で小心者なので
健康とかにもそれなりに気を付けてきたつもりです
暴飲暴食とか
睡眠時間とか

数年前にオヤジから聞かされました
ええか、うちの家系はがんで死んだもんはおらん
みな血液が原因じゃ
みな卒中か梗塞じゃ
おまえも気ぃつけえよ

確かにその通りです
亡くなった親類はみんな血の道が原因でした



そして、もうひとつ。何かの本で読みました
ハゲは胃がんになる確率が低い、と。(笑)
ならば自分は間違いなく、胃がんにはならないと。(笑)



ただ、今になって過去を振り返るとひとつだけ
心の隅でずっと気にしてきたことがありました

cancer = cancer

かに座 = 癌

英語で書くと同じスペルです

かに座生まれの私がずっと気にしていたことが
家系もハゲのジンクスも飛び越えて
まさか現実のものになろうとは


笑って済ませる話ではなくなりましたか。




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July 25,2017

● がんセンターという響き。

会社を休んで
来るまで約1時間ちょっとの場所にある
がん専門病院へ一人で運転していきました

勿論、こんなところにこんな場所があるなんて
全く知りません
これまで一度も縁がなかったもので

独立行政法人国立病院機構
四国がんセンター



簡潔明朗ですが、ものすごい病院名です
ここで会う人々のほぼ全員が
ガン患者かその家族か医療関係者という
わかりやすさ


消化器外科(聞いたことない科目)の担当先生から
今の状態とこれからのことについて説明を受けました
だいたいわたくしと同年代の先生です

何かの間違いであって欲しいと
ずっと思って話を聞いていましたが
病理分析の結果が陽性ならそれはほとんど陽性だそうで

軽く意識が遠のきました

切って取り除くしかないので、体が手術に耐えうるかどうか
どのようにして除去するかを調べるために検査することに

是非もなし

早速、血液検査や身長体重、心電図、肺活量などの
簡単な検査から開始です

なすがままとのはこのことなり。

これまで培ってきた、私の経験則や知識は
ここにきて全く役に立ちません
会社や友人には偉そうなふるまいをしてきた自分が
恥ずかしくて仕方ない






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■なやみ:
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あと、ドラムと歌唱少し。
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■特技:
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