11月22日(水)
恐怖の病理組織検査結果発表から1ヶ月が経過しました
今日は手術後2ヶ月となる内視鏡検査です
がんになるまで、というかがんセンターに来るまではずっと
胃カメラ胃カメラ
と呼んでましたが
最近ではすっかり
内視鏡検査
というようになりました
因みに前回は9月19日の手術直後(6時間後)
出血確認のために入れて以来、正味2ヶ月ぶり
会社は有休、昨夜から絶食
先週投薬が終了して直後から
懐かしの胃もたれ発生
不安です。血圧が上がります
SCCは朝から混雑しています
休み前だからでしょうか
完全予約の内視鏡室も3室ともフル稼働中
胃の中の泡消し薬を飲んでから待ちます
そして入場
いつもの若先生が
見習いと思しき女医さんと共に在室中
挨拶する雰囲気もないまま
喉の麻酔してゴロン
いつも通り左向きで横になります
部屋の照明が消され
先生はいつものように口数少なく
はい、それでは始めます
とひと言。
もっと力抜いて下さいね~
何度やっても
管が喉を通過するときのオエ~感は
慣れることがありません
ほんで
喉元過ぎれば~という諺はまさにその通り
ときどきカメラのシャッター音が鳴りながら
カメラは奥へ奥へと進みます
先生は時折、見習いさんと会話をしながら
特に気になる言葉も発せず、黙々
はい、終わりますよ~
今回は咳き込みそうになるのを抑えるのが
必死でした
検査後照明が点き、その場で先生からのコメント拝聴
傷痕の回復は良好でした
特に気になるところもありません
次回は半年後です
といっても、手術から半年後ですから
4ヶ月後の3月ですね
ん~予約取りますがもう結構混んでますね
午後からになりますがいいですか
次回は内視鏡ではなく、胸部レントゲンとエコー、採血です
以上です何かありますか
質問は2点
?お酒飲んでもいいですか?
ええ構いませんよ、ただしほどほどに。
?投薬終了後、昔の様に胃もたれむかつきがあるのですが
薬は飲んでもいいですか?
ええ、市販の胃薬で構いませんよ
いつものように、たんたんと。
入院中に看護師さんと「あの先生、若いですよね?」
「え~?そうですか?」なんて会話をしてましたが
今日よ~く見たらうなじ辺りには白髪もぽつぽつ。
ということは40歳過ぎかしらん?
所見では30歳後半と見ていたのだが・・・
饒舌な先生よりは寡黙な職人、といった方が
わたくしは好きです。自分の仕事でもそうですが。
若い=経験少ない=信用できない
と思う人もいるかと思います、もちろん。
ただわたくしは思う(根拠なく信じる)のです
内視鏡やESDといった所謂先端医療、ことさらミリ単位での
細かな遠隔操作を必要とする治療に必要なものは
ベテランの経験よりも寧ろ、若い柔軟な頭脳と
ゲーム感覚の機器操作ではないかと
五十路を迎える自分が、仕事上の新しい規則や技術に対して
昔の貪欲さが無くなってきていることを実感しているから
なんとなく分かるんです
まあ、こういう専門病院では1日に何人もこなしていく多忙な先生ですから
一人一人の胃の中をじっくり観察する時間はないと思います
ただ、数をこなすことによる経験則や統計的感覚は
中小病院の外部派遣医師よりは豊富かな?と思います
ともあれ、2ヶ月の禁酒が本日ようやく解かれました!
今夜は久々にエビス缶とボージョレ-ヌーボーを開けます!
あ、ワインはグラス1杯にしときますけど。
手術から2ヶ月、待ちに待った祝杯です。
こうしてまた飲めることへの感謝の気持ちを忘れずに。
次回の検査は3月19日になりました
仕事も本格的にフルスロットルへ入れてみましょうか!
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