8月8日(火)
精密検査最終日はバリウム。
TV胃透視というらしい。
定期検診では胃カメラを続けてきたので、バリウムはかれこれ10年ぶりか。
炭酸好きにはこれといって特に辛いこともなく終了。
2時間ほど待機して、いよいよ運命の結果発表。診察室へ呼ばれる。
病名:胃前庭部未分化型癌
生検分析:印環細胞がん (sig)
signet ring cell carcinoma
初期胃がんではあるが、癌の種類は悪質な部類に属するそうだ。
治療方法は二択。
1 外科的手術:幽門側胃切除術
2 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
胃の下側前側に潜むガンは、内視鏡検査、CT検査などから、ESDの対象となりうるという診断。
ただし、内面的には下部進行が不明なため、ESDによりとったガンを病理検査にかけ、リンパ節転移の潜む確立により判断される。
確立が1〜2%以下なら、経過観察。
10〜20%なら、転移の可能性が高いとみて、第二段階である手術により、胃の3分の2切除及びリンパ節郭清を行なう。
・・・というもの。
胃をドカンと切ってしまえば、転移の確立は下がるし、十数年前ならそれしか選択の余地は無かったそうだが、
医学の進歩により内視鏡手術が可能となった現在、例え二度手間になったとしても
わたくしの後から同じがん患者になる人たちの為にも、自分がトライする価値はあると考えた。
まあ、綺麗事はさておき。
何より、親から貰った体を失うのは寂しいことだ。
お腹切るの痛そうやし。
さして悩むこともなく、ESDからの治療で始めることでサインした。
さて、そう決めたらそう決めたでちょっと面倒なことも。
今日まで診察してくれた先生は消化器外科の先生。
実はESDは消化器内科の所掌らしく、内視鏡検査をしてくれた別の先生が執刀するとのことで、日を改めて来ることに。
次回の通院は8月14日となりました。
お盆休み真っ盛りだが、そんなことは言っておれんし。
最後に先生に言われた
『私とはこれでお別れがいいですね』
の一言が心に刻まれました
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