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非澹泊無以明志。

段取り八分の仕事二分っと。

April 30,2025

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November 21,2022

● 五年目の予後検査。

通説として、予後5年間で再発しなければ
癌は完治したとみなされるという話は
手術の前から知ってはいた

本日、ついにその日が来た
術前術後を通して常に胃痛とは
長い付き合いだが
いつも気が気ではない内視鏡

先月先行したCT検査結果と併せて
再発の兆候は見られずとの診察結果を
医師から告げられ安堵した

そんな幸運な自分と同じ時間に
同じ院内では絶望を告げられている人も
いるのだろうと思うと
手放しでは喜べないのが専門病院

さておき

今朝からの空腹を満たすべく
饂飩と寿司を感謝して頂こう

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 12:51 | comments(3)

September 18,2022

● 19年間にピリオド。

足掛け19年間に及んだ、学校運動会への参加と見学がついに終焉を迎えた
自らが激走したことも何度かあったので
元陸上部の面目躍如の場面もいくつかあったが
何をおいても休日の朝早く起きることが
辛かった
子供の活躍シーンは案の定ほとんど記憶に残っていない
そんなもんだ

よかった思い出は
家族みんなで弁当を食べたことと
ビデオ撮影の腕が上がったこと
あとは
他所様のお母さん観察が出来たこと

3人とも成長した。来年、
長女は社会人
長男は大学生
次女は高校生

さようなら、運動会。
もう十分満喫しました。


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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 08:00 | comments(0)

September 19,2021

● 術後4年。

日々の遷ろいは早く
毎日家族のために働いていると
あっという間に1日が終わり
あっという間に1年が過ぎる

歳とともに
休日だからと改めて何をするにも億劫になり
新コロのせいもあって終日ゴロゴロ


2021年9月19日

印環細胞癌と診断され摘出手術を受けて
今日でちょうど4年
あの日も今日と同じ
残暑を感じる秋の快晴であったことを
今も鮮明に覚えている

今年は8月に秋雨前線が日本列島に長く居座り
さほど残暑を感じなかった
台風一過、今日30℃近くまで上がり久々の秋晴れとなる


昨年来の新型コロナウィルスは未だ世界各地を蔓延し
穏やかな地球とは程遠いが
それでも我が家と家族は平穏な生活を送っている
長女に続き今年は長男も家を出て
賑やかだった家族も今では家内と次女との3人暮らし

摘出手術は成功し胃はそのまま温存されたことで
代謝の衰えとともに腹囲が膨張してしまった
それでも相変わらず胃もたれとの闘いは続いていて
時折制酸剤の服用が欠かせない


昨年からは年に1回となった予後検査は10月25日
何事もないことを祈りつつ
生きているのではなくて
生かされていることを
実感するのが9月19日。


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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 15:32

October 26,2020

● たこいぼびらん。

もはや名称変更が必要なくらい遅すぎる夏季休暇を取って病院へ。

今回の内視鏡検査は担当医ではない女医さん
いろんな意見はあるだろうが
私は毎回同じ医師が見るよりも、いろんな目で診てもらうほうがいいような気がする

何度やっても好きになれない、マウスピースの穴から挿れられる
SM極まりない黒蛇カメラ

生検採取の針金を突っ込まれないか
毎回ビクビクしながら目を閉じている

この間女医さんが発した言葉は

もうすぐおわりますよー
おわりました

だけでした

対して看護師さんはとても親切でした


検査結果は主治医に回られ診察
結果は
異常なし
ただ
目の前のモニターにはなになら怪しい物体が

タコの吸盤の内側ような
綺麗な筋模様が

先生 これはなんですか?

あーこれは

たこいぼびらん


見た目のまんまの名前で笑える
良性のびらん性胃炎とのこと
わたくしの友達 萎縮性胃炎持ちに
見られるらしい


予後も慢性的に続く胃炎
制酸剤が欠かせない
いつまた再発するかと思うと気持ち悪いが

食べる量は変わらないが代謝が落ちて
その分蓄積されて腹が出て
ずっと座り仕事で
ちょっとしたことでストレスを抱えて
そんな毎日


たこいぼびらん

かわいげな名前だが
気になるぜ。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 20:00 | comments(0)

October 05,2020

● 三年目の予後検査。

早かったような
昔のことのような
フレックス会社の遅すぎる夏休みを取った本日
予後三年目の検査に出向く

咲き終わりが近い
道路端の曼珠沙華

新コロの影響は前回から半年経った今も
入院患者との面会禁止は継続中
がん専科の病院では相変わらず
患者それぞれの人生模様


今回も胃と甲状腺のダブル検査で
朝から夕方まで1日がかり
採血も2本
胃はCTで甲状腺はエコー

今月末に上部内視鏡(胃ね)
来月初めに下部内視鏡(大腸ね)の
検査予約を入れてもらう
大腸は最初の検査から3年ぶり

甲状腺のほうは3年前から少しずつ確実に成長を続けている
長く待たされた診察で先生が
腫瘍に直接針を刺して生検採取することを提案
断る理由もなく即実施

エコーで的を定めながら点滴針のサイズの針を刺して吸い出すこと2回
イメージよりも痛くなかった

結果は今月末
どうなることやら

空き時間に20分歩いてチャレンジした
家系二郎なるラーメンを大盛りにして
後悔しながら20分歩いてまた病院へ戻る途中
一度寄りたかった近くの神社で快癒祈願す。


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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 22:00 | comments(0)

September 19,2020

● 術後三年。

3年前の今頃は
30分後に始まる手術に備え
あれこれ準備をしながら
平静を装いながら
俎板の鯉にはなれるわけもなく
ただ運を任せるしかない心境であったことを思い出す

あの日から今日で三年
今年の9月19日は敬老の日と秋分の日がコラボした
4連休の初日の土曜
まだひとりで寝床に居る

秋雨前線の上に入ったので
朝夕はエアコン無しでも寒く感じる


今年は新型コロナウィルスの感染拡大で
世界中が非日常的ではあるが
我が家と家族は平穏な生活を送っている

相変わらず胃もたれとの闘いは続いていて
ランソプラゾールという薬名も覚えてしまった。


メディアやSNSで
癌に冒されたり亡くなった人の記事を見るたびに
無力の己を思い知った当時のことを思い出す


次回の検査は10月5日
何度行っても気が重くなるSCC

三年を迎えた今日を
穏やかに過ごしたい。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 08:13 | comments(0)

April 27,2020

● コロナウイルスと予後検査

巷ではコロナウイルスが蔓延しているが
今日は半年前に予約済みの
術後2年半での予後検査
病院内感染が怖いが不要不急には当てはまるまい

病院は面会者禁止措置中
入口でアルコール消毒してからの受付

通常よりも明らかに来院者が少ない
先生に聞くと、一般外来検査はコロナの影響で全て中止しているとのこと

お陰で検査が早い
採血とレントゲン、内科と甲状腺のエコー検査を実施

結果はいずれも良好なれど
甲状腺は1年で4ミリほど大きくなっているみたい
次回検査は半年後の10月

その頃にはコロナクライシスも収まっていることを願う

安堵の気持ちと朝から絶食のご褒美にと
完全貸し切りのスシローで今日いちの食事をして帰路につく。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 23:28 | comments(0)

October 31,2019

● 内視鏡検査。

時の移ろいは早いもので、また一年が過ぎた
年に一回の内視鏡検査
先週は採血とCT検査を実施した

行き帰りの道中は奥深い山を越えていくのだが
紅葉にはまだ早いものの、秋の訪れはそこここに感じることができる
同時にそれはまた
入院手術の記憶を確実に蘇らせてもくれる

あれから2年が過ぎた
手術は成功し、転移の恐れはないと診断されてはいるが
そもそもがある日突然できたものだけに、絶対確実は誰にも断言できない

月曜日とは違い、木曜日は患者も少なく院内は静か
比較的早く呼ばれて検査室へ
チューブが通る吐き気よりも
検査結果が悪かったら、という恐怖が勝る
マウスピースを咥えてあるのでものも言えず
先生と助手(研修医か)が何か言うたびにドキドキする
いつもよりも長い


検査終了
その場で面談

特に異常なし

今回も生きながらえた

昨夜からの絶食と結果祝いに
一人で回転する。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 11:00 | comments(1)

September 19,2019

● 術後二年。


カレンダーだけを追うと
もう二年経ったかと思うが
脳内の記憶では既に
随分昔の事のように感じる


今日もそうだが
敬老の日が過ぎると
いくら残暑がきつくても
日暮れが早くなり、夜は涼しい
入院してたベッドからの景色が
目に浮かぶ


ストレスや嗜好品で胃が痛むたびに
絶望と楽観とが入り混じった
あの日のことを思い出す


次の検査は10月
今日という記念日を
今年も越せたことに感謝する。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 22:24 | comments(0)

April 01,2019

● 新元号と予後検査。

4月1日、平成の次の新元号が歴代最長任期更新中の菅内閣官房長官より発表された

同じ日、術後一年半の予後検査のため通院

道中の桜は5分咲きで足踏み状態

血液検査、胸部レントゲン、腹部及び頸部エコー検査を実施

検査結果は予後異常無しとのこと
ただし、頸部リンパ腫瘍は少し肥大していた

安堵。

次回は術後2年経過となるCTと内視鏡
、再発の無いことを祈るのみ

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 23:00 | comments(0)

November 15,2018

● 内視鏡検査。

本日は術後一年経過後の内視鏡検査。

7月の健康診断での内視鏡の検査結果は良好だったことは書いた通り

あれからまだ4ヶ月後とはいえ、一年前の悪夢がありありと蘇る


ひと山越えて行く病院までの車内から見えるのは美しい紅葉だが
やはりすんなり受け入れられないのは仕方ないか。

いつもは月曜日が多く、がんセンターは大勢の人でごった返しているが
今日は木曜日で閑散としている


わたくしの前の患者さんは入院中の方みたいだが、ずいぶんと検査時間が長かった

11時半が経過。昨夜から絶食している腹が鳴る。生きていることを実感する

胃の泡を消す水薬を飲んでから検査室へ。相変わらずクールな担当のドクターが
前の患者さんの記録をパソコンで打ち込んでいる

バブル時代以降の再流行で、すっかり定着したボストンを掛ける若い看護師さんに
麻酔スプレーを噴霧してもらい、左を下にして横になると、マウスピースという名の
猿轡を咥えさせられる

今日は麻酔の効きが悪かったからか、喉が痛いし吐き気も多くちょっと辛かった
目を開けて見えた数字は「70」、ファイバースコープの管が体内に70cm入っている
という意味だ


緊張の結果は

異常なし

前回10月のCT結果でも転移の陰なし
血液検査による腫瘍マーカーも正常

眼光鋭いドクターと目を合わせてお礼を言い、退出。


次回は来年3月末、甲状腺腫瘍検査と同時実施の予定
これでしばしの間、がんのことを忘れられる

ただし、胃もたれは相変わらずの頻度で起きている
長い付き合いだが、いやな感じだ



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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 19:00 | comments(0)

September 19,2018

● 術後一年。

早いような、遅いような。

がんセンター入院、手術から今日で1年が経ちました

ここまで検査が2回、検診での内視鏡が1回、いずれも異常なし

時々起こる胃もたれが来るたびに
あ、そう言えば。
と思い出す

自覚症状よりもニュースで有名人ががんで亡くなるたびに

あ、自分もがん患者だった

と、姿勢を正す

今考えても、早期発見してもらったことと、ESDを採用してもらったことに感謝するしかない

来月1日にSCCで検査、今回はCTの予定
ただただ、無事を祈るのみ。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 18:00 | comments(0)

July 13,2018

● 健康診断

がんが見つかった去年の健康診断からはや1年。
その1週間前の社員旅行中からすでに凹み気味。
これを中年トラウマと言うのだろう。

生検結果以降のすったもんだから、長年通った健診病院に見切りをつけ、今年から別の総合病院で受診することに。

胃検査は有無を言わさず、口からの内視鏡を選択する。
オエっととか言ってられん。

同時に内視鏡検査をされる、同い年のウツノミ○サツキさんは名前の通り5月生まれ、なんと『鼻からの内視鏡を口から』という、なんともスタバの通なオーダーみたいなものを指定w

ゼリー麻酔の後、内視鏡室へ。
寿司通みたいな感じで、あの〜、去年ESDしてます、的なことを告げてから黒蛇挿入。

なんとも嫌な気分に変わりはない。

検査後、先生から
『異常なし、きれいです。ESDの跡も問題ありませんよ』と言われ、安堵。

今夜は一人で祝杯あげましょう。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 20:30 | comments(0)

May 23,2018

● 甲状腺腫瘍 III。

胃がんとセットの問題、右甲状腺腫瘍ですが、早いもので前回の検査から半年が経過しました

風呂上がりに鏡を見ると、やはり右の方が出ているように見えます

…気になる。

前回の検査、つまり2回目のエコー検査では、初回のサイズからは成長は見られませんでした

今回はどうでしょう

担当の先生からは、直径が40ミリを超えるまでは経過観察で大丈夫とのことでした


会社を休み、雨の日に、いつもの山越えコースを運転して1時間余りでSCCに到着です

水曜日なのにえらい混雑です
ほとんどの人は検診か面会ですが、予約制の病院らしからぬ様相を呈してます

前にも書きましたががん専科ですので、知人には会いたくないところです(笑)
これまでに一度だけ、飲み屋の女将とばったり会った以外はありませんが

受付を済ませ、超音波室待合で順番待ち、今日の患者さんは中高年の女性ばかりです

名前を呼ばれてエコー検査、無論無痛ですがそれ以上にプレッシャーがのしかかる重い時間です

検査が終わり、今度は診察室前で順番待ちです

頭頸科・甲状腺腫瘍科

奥さんとおぼしき女性と一緒に入室した男性が診察を終え待合椅子に座ってから、ロボットが喋る声が聞こえたのでそちらを見ると、男性がマイクのようなものを喉に押し当て、奥さんと会話しています

恐らく声帯を無くされたか損傷されたのでしょう

わたくしの直前の診察女性はパジャマに頭巾姿でした

ああ。

そして入室コールがわたくしを呼びます
いつものようにドアの前で深呼吸。


検査結果は、成長痕跡無し。

計測上は1ミリ大きいことになってますが、先生曰く、誤差範囲内とのこと

最初の検査から9ヶ月が経ちましたが、最初のサイズから2つとも肥大形跡が見られないとのことで、次回の検査は10ヶ月後の来年3月になりました

ひと安心です


次の山越えSCCは3ヶ月後の9月、消化器内科 胸部〜下腹部CTスキャンになりますが、その前の7月に会社の検診で別の病院にて胃カメラ検査がありますね


4月の中国出張以来増えた体重が戻りません。五十路の瀬を迎え、いよいよ代謝が落ちてきました

日頃の体調も優れません
酒を飲んでもすぐ酔います
脂肪肝、高血圧
手足指先の痺れは血圧起因でしょうか

もともと体は健康ではないので、ケアはしているつもりですし、暴飲暴食も慎んでいますが、やはり元気が一番ですね。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 18:55 | comments(0)

March 19,2018

● 術後半年検査。

早いのか遅いのか
今日でちょうど、9月の手術から半年が経ちました

不安なことは、とにかく胃が痛くなること
長い付き合いの胃酸過多だと思うのですが、薬で抑えるべきか、なるべく我慢するべきか?

昼から休んで久々に山越えてSCCへ。

午後2時なのに混雑しています
それだけがん患者が多いということです

確かに多いのは老人なのですが、30〜40代とおぼしき女性が多いのには
かなり驚きを覚えます
もちろん、殆どが検診目的だと思われますが。

今日は内視鏡ではなく、血液検査、胸部レントゲンと腹部エコー検査を行いました。

全ての検査が終わると、毎回お約束の医師診察です
流石に消化器科待合室は既に誰もいません

宣告を受けた8ヶ月前、そして病理検査結果を聞いた半年前を思い出します

再発
転移

聞きたくない言葉です


結果は良好でした
指摘は脂肪肝のみ。
(本当は高血圧もありますが)

予後3年は半年毎の検査だそうです
次回は半年後の9月、血液検査とCTスキャン、問題あれば内視鏡とのこと。


肝心の胃痛は、相談の結果、術後の潰瘍治療にもらった制酸薬を、一度に出せるMaxの3ヶ月分を処方して貰いました

飲むべきか?飲まざるべきか?
『まぁ、何かあってもすぐには出ませんから』
流石先生、端的で冷静です(笑)

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 15:00 | comments(0)

February 06,2018

● 享年61。

力さんが旅立ってしまいました。
その訃報は今朝、てっちゃんが教えてくれました。
直接のお付き合いがなくなってから、はや10年くらいになりますか。

それでもたまに、玄関先で土いじりをしていたら、うちの隣のお好み焼き屋にふっとやってきて、そのときは必ず声をかけてくれました。

いい人は早く行ってしまいます。
さっさと死んで欲しい人はなかなか行かない。

さっきお通夜に行ってきました。
力さんはそこの布団に寝ていましたが、迷った挙句、会わずに帰ってきました。

ここ数年の告別式で尊顔を拝した、白血病だった元上司や自殺した部活の先輩、どの顔も決して安らかではなかったのです。そしてその苦悩のそれが、いつまでも脳裏に残っています。


みんな生前はいい顔していた人たちばかり。
時計が止まった最期を見届けるよりも、元気だったときの顔のまま、記憶を止めたほうがいいような気がして…


力さん、いろいろ助けてくれてありがとうございました。缶バッジを見るたびに、私はあなたの子供っぽい笑顔を思い出すでしょう、いつまでも。




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諸々区々。

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December 26,2017

● 三ヶ月。

術後三ヶ月経過。
まだ三ヶ月。
もう三ヶ月。

今年もあとわずかだが、仕事が忙しくて年が越せそうにない。

然し、充実しているのだ。
血圧高くてしんどいが
それでも
いったん死にかけた我が身を思えば
忙しく働いていることに感謝しながら
自転車を漕ぐ冬の帰り道。

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諸々区々。

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November 22,2017

● 術後2ヶ月、内視鏡

11月22日(水)


恐怖の病理組織検査結果発表から1ヶ月が経過しました
今日は手術後2ヶ月となる内視鏡検査です

がんになるまで、というかがんセンターに来るまではずっと
胃カメラ胃カメラ
と呼んでましたが
最近ではすっかり
内視鏡検査
というようになりました

因みに前回は9月19日の手術直後(6時間後)
出血確認のために入れて以来、正味2ヶ月ぶり

会社は有休、昨夜から絶食
先週投薬が終了して直後から
懐かしの胃もたれ発生
不安です。血圧が上がります


SCCは朝から混雑しています
休み前だからでしょうか
完全予約の内視鏡室も3室ともフル稼働中
胃の中の泡消し薬を飲んでから待ちます

そして入場

いつもの若先生が
見習いと思しき女医さんと共に在室中
挨拶する雰囲気もないまま
喉の麻酔してゴロン
いつも通り左向きで横になります
部屋の照明が消され
先生はいつものように口数少なく
はい、それでは始めます
とひと言。


もっと力抜いて下さいね~
何度やっても
管が喉を通過するときのオエ~感は
慣れることがありません
ほんで
喉元過ぎれば~という諺はまさにその通り

ときどきカメラのシャッター音が鳴りながら
カメラは奥へ奥へと進みます
先生は時折、見習いさんと会話をしながら
特に気になる言葉も発せず、黙々

はい、終わりますよ~

今回は咳き込みそうになるのを抑えるのが
必死でした

検査後照明が点き、その場で先生からのコメント拝聴


傷痕の回復は良好でした
特に気になるところもありません
次回は半年後です
といっても、手術から半年後ですから
4ヶ月後の3月ですね
ん~予約取りますがもう結構混んでますね
午後からになりますがいいですか
次回は内視鏡ではなく、胸部レントゲンとエコー、採血です
以上です何かありますか

質問は2点

?お酒飲んでもいいですか?
ええ構いませんよ、ただしほどほどに。

?投薬終了後、昔の様に胃もたれむかつきがあるのですが
薬は飲んでもいいですか?
ええ、市販の胃薬で構いませんよ

いつものように、たんたんと。


入院中に看護師さんと「あの先生、若いですよね?」
「え~?そうですか?」なんて会話をしてましたが
今日よ~く見たらうなじ辺りには白髪もぽつぽつ。
ということは40歳過ぎかしらん?
所見では30歳後半と見ていたのだが・・・


饒舌な先生よりは寡黙な職人、といった方が
わたくしは好きです。自分の仕事でもそうですが。
若い=経験少ない=信用できない
と思う人もいるかと思います、もちろん。

ただわたくしは思う(根拠なく信じる)のです
内視鏡やESDといった所謂先端医療、ことさらミリ単位での
細かな遠隔操作を必要とする治療に必要なものは
ベテランの経験よりも寧ろ、若い柔軟な頭脳と
ゲーム感覚の機器操作ではないかと
五十路を迎える自分が、仕事上の新しい規則や技術に対して
昔の貪欲さが無くなってきていることを実感しているから
なんとなく分かるんです


まあ、こういう専門病院では1日に何人もこなしていく多忙な先生ですから
一人一人の胃の中をじっくり観察する時間はないと思います
ただ、数をこなすことによる経験則や統計的感覚は
中小病院の外部派遣医師よりは豊富かな?と思います


ともあれ、2ヶ月の禁酒が本日ようやく解かれました!
今夜は久々にエビス缶とボージョレ-ヌーボーを開けます!
あ、ワインはグラス1杯にしときますけど。

手術から2ヶ月、待ちに待った祝杯です。
こうしてまた飲めることへの感謝の気持ちを忘れずに。


次回の検査は3月19日になりました
仕事も本格的にフルスロットルへ入れてみましょうか!


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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 23:48 | comments(0)

November 13,2017

● 甲状腺腫瘍Ⅱ。



11月13日(月)

一癌去ってまた一癌。

胃がんはひとまず第一章を終えました
次は甲状腺です

過去ログに書いています通り、胃がんのCTスキャン中に
甲状腺の影が確認されました
病名は
甲状腺濾胞性腫瘍


胃がん手術の入院日が決まった8月14日、同じ日に
超音波検査(エコー検査)を行いました
頭頸科・甲状腺腫瘍科という、消化器内科よりも
リアルなセクションに戸惑いを覚えます
診察の結果、右の甲状腺に15ミリと8ミリの腫瘍を確認
肥大を確認するため、3ヶ月後の11月に再度検査となりました


そして3ヶ月。


消化器外科の先生からは
胃がんの転移は考えにくいとのコメントを頂いてはおりました
前回の初診時にも甲状腺科の先生からは
大きくなったり、膜が破れたりしなければ大丈夫ですよ
との見解でした


とはいえ、タイミング的には胃がんと同時ですから
心配していないとは言えないでしょう、フツーは。


エコー室前で順番を待ちます
待合のテレビCMからは

癌になったら何回でも300万円貰えます!
え~?!何回でも?
そう、何回でもです♬

という、がん保険のCMが。
待合室の雰囲気ったら、そりゃもう推して知るべしです(笑)


エコー室という場所は独特な雰囲気です
暗い中、技師と患者が二人きりで
ローション塗られて無言でコロコロ
検査の向きで時折、腕とか体の一部が触れると
不謹慎ながら複雑な心境になります



診察終わり。


技師は先生ではないので、その場でコメントはもらえません。
結果をもってすたすたと出て行った技師さん不在の中
モニターをガン見しました
ええ、確かに2つ残像が映ってます


診察室へ移動し、先生から結果を伺います


え~とですね

大きさは3ヶ月前と変わってませんね
今回数字的には少し小さくなってますが
腫瘍自体が小さくなることはありません
誤差の範囲内だと思って下さい
とりあえずは大丈夫みたいですね
このまま様子を見ましょう
次回は半年後にしましょうかね


濾胞性腫瘍自体は即悪性ではないみたいで
調べたら結構な割合で持っている人がいるみたいです
それがいつ頃できたのかも判断は難しいらしい
このまま悪さしないものもありますが
見つけてしまった以上は継続して観察しなくては
なりませんね


先生のおっしゃる通りです


ということで、次回検査は来年の5月
それより先に来る胃がんの予後検査に合わせても
いいですよ

とのこと

こちらもひと安心


次は来週の内視鏡検査です。

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諸々区々。

↑   by アオギザミ at 23:14 | comments(0)

October 30,2017

● 複雑な思い。


診断結果発表から1週間

日々の仕事やらであっという間に毎日が過ぎてしまいますが
時間を見つけてはいろいろ考えます

自分の病名が確定してからも
いろいろとネットで調べました
同じ病気を持つ方やその家族が綴ったブログも読みました

胃を全摘したのに再発や転移された方
もはや手遅れで摘出すらできなかった方
ご家族が綴られたブログも胸が詰まるのですが
読んで一番やり切れなくなるのは
ご自分で奮闘記を綴られていて
ある日を境に、更新がふつと途切れているブログです


『印環細胞がん』で検索すると多く掛かるのが
スキルスがんです

スキルス=ステルスと勘違いしてしますのですが
本来の意味は『硬い』ということのようです
でも、ステルスの意味『こっそり』とか『隠れる』というのも
このがんには当てはまると思います

胃粘膜の表面下で自覚症状もなく密かに進行するため
発見した時にはステージが進んでいることが多く
そのため悪性の名高きがんと呼ばれているそうで

そのスキルスがんの代表が印環細胞がんだと。

一方では印環細胞がんと診断されるのは初期のがんであり
スキルスがんと確定されるがんの多くから印環細胞がんが
見つかるための誤解であるとも書かれています


耳年増。


よかったよかったで済まされないのが、がんという病気です
完治しないということは、いつまたできるか誰にもわからない


とにかく。

わたくしは会社の年一回の健康診断で
もともと胃が悪かったので長年胃カメラ受診をしていて
口からはオエッとなるので鼻からカメラを希望して
鼻からのカメラは耳鼻咽喉科の先生になり
その女医さんがものすごい名医なのか
あるいはたまたま適当に生検したのかは定かではないけど
普通ならかなりの確率で見逃すであろう見つけにくい場所に
こっそり潜んでいた印環細胞がんの初期を見つけてくれて
従兄が知人に聞いて薦めてくれたがんセンターに転院して
そこでタイミングと先生に恵まれたおかげで
教科書通りに胃を切除しないで
未分化腺がんにはあまり用いないESDで治療してくれて
その結果が転移なしだったという


よくよく考えたら
ものすごい確率の幸運に恵まれたということになるのです


運命論者は止めたという話を以前書きましたが
これを科学的に説明することは難しい
宗教的にはもっと難しい
自分の実力だ、などと言うやつがいたらぶん殴ります


いくら書いても説明がつかないのです
ただ、私が今、これまで通りフツーに生活しているという事実。
その一方で
今日も胃がんで亡くなる方々がたくさんおられるという事実。

恐らくこの先も腑に落ちることはないような気がします

そして
絶対に安堵してはいけない
絶対に勝者だと勘違いしてはいけない
自分に言い聞かせて生きていかなくては。











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諸々区々。

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アオギザミ
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男性
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■所属:
世帯主
■年齢:
おいさん
■ところ:
いぎすどうふ市
■たべもの:
うふぎ。
■のみもの:
ビール。
ジャスミン茶。
■くるま:
完全ノスタルジアまたはポルシェ
LEXUS, BMW, that's no sense.
■なやみ:
肩こりと胃炎
■人並み:
ベース弾く。
あと、ドラムと歌唱少し。
■人並み以下:
持久力と呼ばれること全て
努力と根性
■特技:
あさおきない。
まがもたない。

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