忍者ブログ

非澹泊無以明志。

段取り八分の仕事二分っと。

April 30,2025

● [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

↑   by at 15:52

November 13,2016

● ネック交換→奇跡の復活:Fender Japan PB62-53<その1>


今回のお話は、先ごろ奇跡の復活を果たした愛機の紹介です

7号機:  Fender Japan Precision Bass 62-53

 

製造年: 1993~1994年製(ser. No. N043119)
入手年: 2008年
入手時状態: 中 古
定 価: 53000円
実買価格: 0円(拝領品)
改造箇所(第一次): ピックガード、サーキット、ピックアップ
    (第二次): ネック換装


2007~2010年まで組んでいたバンド(別記事参照)のドラマーが
私にタダで譲ってくれた一品です
もともと彼の弟さんが使っていたそうですが、長らく床の肥やしに
なってるとのことで、気前よくポーンとくれました

実はこれまで「皆が選ぶ色だから」という、若気のひねくれた理由により
サンバーストを一度も所有したことがなかったので(笑)
貰った時はとっても嬉しかったという・・・


年代にもよりますが、Japan廉価版のべっ甲ピックガードは
プリントが甘く安っぽい(赤みが強い)ため、写真のものに替えました

その後、スタジオで弾いてみると、やはり低音パンチが不足気味。
折角なので、思い切ってPUとサーキットを交換することにしました
われらの味方、サウンドハウスでバルトリーニの8Sとミニポッド、
オレンジコンデンサを購入し、半田付けが苦手なわたくしはそのまま
譲渡者のドラマー(元 電波高専卒♪)に外注して組んでもらいました


出来栄えは・・・完璧でした
見た目も音色も最高です!
これで一生ものリストに加わるはずだったのですが
悲劇は突然彼女に襲い掛かります


残る唯一の問題は、ネックの順反りでした
恐らく前のオーナーさんが、弦を張ったまま緩めずに
長らく放置しておいたためでしょう
プレベのメイプル幅広肉薄ネック特有の問題だと思います
(別記事のUSAリイシューPB白べっ甲記事もご参照下さい)

スパゲティロゴ時代のコピーモデルの嫌いなスペックとして
トラスロッドの調整スクリューがボディ側、しかも六角ではなく
プラス(+)溝という難儀なことになっています
つまり、ネック反りを調整するには毎回ボディから切り離さないと
ねじ部分が見えないということです

ええもちろん、慎重に慎重に調整作業は進めましたよ
ネックを外して少しスクリューを回してはボディに取り付けて弦を張る
また弦緩めてボディから外してスクリュー回す・・・
これを何度か繰り替えしていましたら

バチン!!

とうとうロッドをねじ切ってしまいました
破滅の音というのはこういう音なんですね
今でも忘れられません

あわてて弦を張ってみたら・・・
ネックが思いっきり、ウイリー状態です(笑)

ああ、やはり木製楽器のネックは中に仕込まれた鋼製ロッドで
保たれて、あのぶっとい4弦のテンションに対抗しているのだ、
ということを今更ながら学習しました


覆水盆に返らず。2009年


上記写真を撮影した時期ですが、この時点で既にトラスロッドをねじ切って
使用不能となっているため、弦を張っていません
なおかつ上述のバルトリーニPU+サーキット部分を
後日記事に登場する(予定)のミディアムスケールプレベに移植し
オリジナルPUに戻した後の状態、2010年時点のものです

※このミディアムスケール購入の理由が笑えますので
 記事のUPをお楽しみに!


彼女はこのままケースに入れられ、永遠の眠りにつくはずでしたが
事あるたびにわたくしの枕元に出てきては、シクシクと泣くのです

折れたわたしの首を直してくれ、と。


そしてついに、6年余りの歳月を経て、彼女は復活を遂げるのです

長くなったので、その記事は次回に回すことと致します・・・

拍手[1回]

PR

ベースのはなし。

↑   by アオギザミ at 22:41 | comments(0)

Comments

Comment Form

※入力されたメールアドレスは公開されません。

tool : 
 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カテゴリー

最新記事

アーカイブ

プロフィール

HN:
アオギザミ
性別:
男性
自己紹介:
■所属:
世帯主
■年齢:
おいさん
■ところ:
いぎすどうふ市
■たべもの:
うふぎ。
■のみもの:
ビール。
ジャスミン茶。
■くるま:
完全ノスタルジアまたはポルシェ
LEXUS, BMW, that's no sense.
■なやみ:
肩こりと胃炎
■人並み:
ベース弾く。
あと、ドラムと歌唱少し。
■人並み以下:
持久力と呼ばれること全て
努力と根性
■特技:
あさおきない。
まがもたない。

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

リンク

最古記事

バーコード

RSS

最新TB

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

忍者ブログ | [PR]


Powered by 忍者ブログ
Template Designed by miu_uim