長らく続いたリッケン特集も、これで一旦完結させますね。
シリーズラストは『偉大なるリッケンユーザー』です
過去にも書きましたが、わたくしはサー・ポール氏は
リッケンユーザーだと思っていません。
なぜなら、彼はモニターの一人であり、リッケンを心から
愛しているとは思わないからです
確かに、リッケンの布教活動に最も貢献したのは彼ですが
それはメーカーの戦略だと思っています。
ということで、先ずは『ミスター・リッケンバッカー』
クリス・スクワイア師。
Chris Squire:1948年生まれ、67歳
言わずと知れたプロフレの雄、イエスの屋台骨です。
彼とこの後出る、もう一人のミスターと共に、プレイヤーモデルの
4001CSを世に送り出しています。
リッケンバッカー=ブリブリということをよく理解しています。
彼の1弦・2弦の攻撃的サウンドは圧巻です。
ピッキングの位置にも注目です。わたくしはここを弾けません。
硬すぎるんです、音が(笑)
体がデカいですから、4001も小さく見えます(笑)
そして、もう一人の『ミスター・リッケンバッカー』
レミー・キルミスター師。
Lemmy Kilmister:1945生まれ、69歳
昔は、ラモーンズ以上にモーターヘッドはどの曲も
全部同じに聞こえるので興味なかったのですが、おっさんになってから
改めて『Ace of Spades』を聴いて、かっこいいと見直しました。
ステージラストの『Overkill』で見せる、このリッケンマシンガンが
サイコーにかっちょいい!
彼のピッキングポジションは、クリス氏とは逆に
ネックジョイント辺りです。サウンドはほとんど
歪んだリズムギター(笑)複弦(コード)弾きもする、
彼にとっては完全にソロ楽器です。
ボディに彫り物がある『レミーモデル』
4004LK、
欲しい・・・
最後に、わたくしにとっての『ミスター・リッケンバッカー』が
この人です。
Bruce Foxton:1955年生まれ、59歳
彼こそが、わたくしにリッケンバッカーを買わせた張本人です。
故に、本当は赤(ファイアーグロー)が欲しかったんです・・・
the Jamで、ポール・ウェラー(G)と共に、フロント二人が
リッケンを弾き倒す映像にシビれたもんです。
他にも、
ロジャー・グローバー(Deep Purple)
ケディー・リー(Rush)
ジョン・キャンプ(Renaissance)
故クリフ・バートン(Metallica)
マニ(the Stone Roses)※彼は3000シリーズユーザー
などなど、リッケンバッカーを愛するミュージシャンは大勢います。
プレイヤビリティーを優先して、より弾きやすく、よりいい音を求めて、
リッケンから離れていくミュージシャンも多いなか、
今回取り上げた彼らは皆、リッケンバッカーという楽器をよく理解して
かっこいいプレイヤーばかりです。
[2回]
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