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非澹泊無以明志。

段取り八分の仕事二分っと。

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June 24,2013

● Rickenbacker 4000シリーズ ヒストリア①

いやいや、ようやくブログのアクセスが
僅かながらふえつつあり、うれしいことです。
ただ、更新する時間がなかなかなくてすみません。


さて、今回から数回は
Rickenbacker 4000シリーズ ヒストリア
ということでお送りします。


①4000
Rickenbacker 社最初期のモデル、4000が登場したのは
1957年のことです。
初期型はFenderプレシジョンの初期と同様、アルミ製の
焼付塗装ピックガードでしたが、参考写真の1959年製以降は
ルーサイトと呼ばれるアクリル製ピックガードに変更されました。
4001/4003しか知らない人が見たら、
トーカイかどこかのコピーベースにしか見えないかも。

4000.jpg

特徴としては、このタイプのボディはかなり厚く、
次回出てくる4001Sでは厚さ33mmに対し、4000では
41mmと大きく違います。この差は持ったときの重量感で
かなりちがうと思います。
ネックのグリップも太いです。

トレードマークのヘッドも現行よりかなり大きいのですが、
これは当時採用したペグの台座が大きかったため、
それに合わせてヘッドも大きくなったと推測されます。
そのペグ、シャフトはベースならではのスリ割り(溝)が
なく、ギターのように横に弦通しの穴が明いていました。

低音弦側(構えたとき上にくるほう)のホーンが現行モデルより
かなり短いですが、反対側(下側)は現在とほとんど変わりません。
この後の4001シリーズ以降で上ホーンが伸びるのは
ストラップで構えたときのバランス(ヘッド側が下がる)を
調整したのかも。

ネックジョイントはリッケン伝統のスルーネックですが、
4000はメイプルでなく、マホガニーのため、写真のような
クリアカラーでは材の色がはっきりと違います。

パッと見てすぐわかるのはピックアップがひとつしか
ないことでしょう。前号でも説明した、ホースシュー1発の
潔さ。ある意味Fenderの初期プレベ(通称テレキャスベース、
スティングのトレードマークのあれ)に通ずるものがありますな。

ブリッジはなんとギター用のものを加工し、対応させています。
そのため、サドルはかなり華奢で頼りない感じがするはず。
また、ブリッジにカバーが付いており、両端に見えるガイドに
沿ってスライドさせ、ミュートがかかる仕組みになっています。
初期モデルならではの試行錯誤が見て取れます。
なお、ガイドと同じ素材で作られたフィンガーレストも、
このモデルならではと言えましょう。


寸評: 単なるコレクターズ・アイテムですな。






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ベースのはなし。

↑   by アオギザミ at 22:12 | comments(0)

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